「最大権力者の妻にして楽団の管理者。2年前に夫の愛人を殺し損ねた」李雪主vs「最大権力者の愛人にして楽団の団長。2年前に愛人の妻に殺されかけた」玄松月。こんな2人が組織のトップなんだもん、常に爆弾を抱えていて当然な組織ではあるけどさ、一体何があったんだろうね。
詳細は一切明らかにされていないが、ぎりぎりのタイミングで中国と北朝鮮のあいだで何らかの調整がつかなかったとの見方も出ている。
韓国の芸能界じゃあるまいし、「牡丹峰楽団」の枕営業先の割り当てを巡っての悶着ってこともないだろうしなあ。玄松月がすんでのところで銃殺ミンチ刑から逃げ切った「銀河水管弦楽団」粛清事件のケースみたく、楽団員の中にスパイや亡命希望者、北朝鮮上層部のスキャンダルを握ってしまった面子が見つかったのかね。それとも、こないだの「水爆発言」を問題視した中国当局が食糧支援を渋ったことに、人造人間19号が逆ギレしたとか。
記事では、「牡丹峰楽団」と一緒に訪中しているはずの「朝鮮人民軍功勲国家合唱団」の動静についてノータッチだけど、仮に「功勲国家合唱団」は予定通り公演を行うのであれば、今回の騒動、「牡丹峰楽団」の内部で何かあったと考えるのが自然だろう。そして、スパイや亡命騒ぎじゃなければ、多分「正妻vs愛人」のとばっちり。その影響で、習近平の訪朝は無期延期ほぼ決定か。やれやれ。
初の海外公演のため中国の北京を訪れている北朝鮮の女性音楽グループ「モランボン楽団」が12日午後、突然、空港に向かった。帰国する可能性もある。
北朝鮮の金正恩第1書記の指示で結成された女性音楽グループ「モランボン楽団」は12日夜から北京で初めての海外公演を行う予定だった。しかし12日午後、公演が予定されている劇場には行かず、北京国際空港に向かった。出国手続きも行ったことから、帰国する可能性もある。一方で、劇場側は変更の予定は聞いていないとしている。
これまでのところ詳細は一切明らかにされていないが、ぎりぎりのタイミングで中国と北朝鮮のあいだで何らかの調整がつかなかったとの見方も出ている。
楽団の公演は、金第1書記の就任以降、冷え込んでいた両国の関係改善につなげるきっかけ作りと見られていた。
(12月12日 日本テレビ)