「クレヨン幼稚園のこどもは訓練され過ぎ」な第41話だった件について


クレヨンしんちゃん TV・映画 主題歌集だゾ

クレヨンしんちゃん TV・映画 主題歌集だゾ

青空トライアングル

青空トライアングル

こどものじかん ベストアルバム

こどものじかん ベストアルバム


 大友でも習熟するのに大変なEDダンスを即演技できるなんて、何と言う末頼もしい園児達!(笑)。そしてその未来の精鋭達を、マルコムXばりに自在に操る月影ゆり姐さん@CV久川綾女史の指揮能力、相変わらず「ハンパねえな!おい」だった今回の「ハートキャッチプリキュア!」。脚本:「今日は良い時の伊藤脚本」伊藤睦美女史、演出・絵コンテ:「流石は第14・34話担当の安心感」小川孝治御大、作画監督:「ハトプリ初登場ながらフレッシュコスデザインの実力は流石」山岡直子女史という、単なる息抜き回かと思っていたらスタッフの力の入れ方が結構凄かった第41話、「妖精が変身!?プリキュア劇団はじめました!!」。


 で、結論、「ゆりしゃん、マジ教官殿」。あるいは、「アグネスになんか負けない!」。以下、個人的見どころをサクッと列記。



  • アバン。プリキュア劇に興じる淫獣sの腰つきがエロくて素敵。そんな彼らを余裕の笑顔と拍手で讃えるゆりしゃんの振る舞いがアダルティで素敵。ガニ股で淫獣版キュアマリンの演技指導する来海えりか嬢@CV水沢史絵女史の恥じらい無さっぷりが素敵。
  • そんなほのぼの空間にいきなり突入してくるるみるみ@CV玉川砂記子女史のベテラン幼女っぷりが素敵。なみなみこと志久ななみ嬢@CV藤井ゆきよ女史の幼母さんっぷりが素敵。タイミングばっちりの「保育園での人形劇」依頼に歓喜暴走する淫獣s、そして連中のフォローに四苦八苦する花咲つぼみ嬢@CV水樹奈々女史と明堂院いつき嬢@CV桑島法子女史のベタリアクションぶりが素敵。
  • そして、最後の「っしゅ!」と小さくガッツポーズするシプレ@CV川田妙子女史とコフレ@CVくまいもとこ女史、るみるみの3ショットの〆が素敵。実にノリ良くメリハリの利いたアバン90秒。「アバンが良いエピソード=本編も良作」は定説。これは期待せざるを得ない!&実際、そうだったわけですが!。





  • Aパート。今回のゲストは保育園ののり子先生@浅田葉子女史。メガネ+巨乳+気弱キャラと俺に良し!俺に良し!。でも声だけ聞いていると、るみるみといいはるか嬢@CV皆川裕子女史といい、保育園児の方がアダルト風味なのは何故なんだぜ?。浅田女史もたいがいベテランなんだが(笑)。
  • それにしてもこの保育園、老若男女問わずして綺麗どころが揃い過ぎである。
  • 優しさと気弱さが相まって園児達をまとめられないのり子先生。そこに現れたゆり姐さん、拍手2つと脅し文句1つで園児達を統制する鬼教官殿、貫録あり過ぎてフイた。
  • まさかのOP流用経由で開演の人形劇「ハートキャッチプリキュア!」。えりか嬢の金朋地獄演技が自然過ぎて更にフイた。ところで、淫獣sを操っている中学組3人衆の手は、淫獣の「どこ」に突っ込まれていたんだ?と聞くのは、公序良俗的にタブーですね。そうですね。
  • そうこうしているうちにも、言うこと聞かないひろ君@CV誰?を煽り1つで操り、EDにむずむずモードの園児達を許可1つで踊らせるゆり姐さん。そんな謎のJKの統率力ぶりに自信喪失するのり子先生。いや、統率力についてはくぐってきた修羅場の数が違うからしょうがないんだけどね。それにBパート後半でも表現されるけど、園児達に必要なのは統率力じゃないから。
  • 劇が終わって昼食時も自信喪失中ののり子先生。喪失する自信と裏腹に、溜り続ける焦りその他の負の感情。彼女の心理状態と流し場でバケツにたまり続けそして遂にあふれる水とのリンク描写が◎。そして、感情をあふれさせてしまったのり子先生にトドメを刺すひろ君の非難。流石にこれはキッツイわー。
  • 場面替わって、砂漠の使徒の本拠地。前回殉職したサソリーナさん@高乃麗女史を悼むサバーク博士@CV楠大典氏以下の幹部御一党。やっぱ基本いい人たちだよなー。そんな中、また一人でプリキュア4に立ち向かおうとするクモジャキーさん@CV竹本英史氏。今日が「龍馬伝」の最終回ということもあって、こっちの土佐弁男さんも退場になるんじゃないかと心配になった時期が僕にもありました。
  • ここでAパート終了。ここまでの「バランスの取れた脚本と演出」にまず拍手。しかし、本エピソードの真髄は、続くBパートなんだな。



  • Bパート開始。保育園で良く見られるお昼寝タイム。役得でいつき嬢と同衾のつぼみ嬢の幸せフェイスが何とも言えねっす。
  • 皆が寝静まる中、自信喪失に自己嫌悪が重なってドヨンドモードに突入中ののり子先生。そこに現れるクモさん。問われて素直に名乗るその大らかさはともかく、保育園にオッサン一人って傍から見るとただの変質者じゃきに。のり子先生に見つかる前に通報されなくて良かったね!。
  • 今日のデザトリアンは人形劇で使われたぬいぐるみベース。どうにも強く見えないのは当たり前として、その戦闘の衝撃をこころの種の欠片経由とは言え生身で受け止め、更にデザトリアンというかのり子先生に、目の前で展開されるリアルプリキュアショーの衝撃に泣き叫ぶ園児達を武器として、更なる精神攻撃を仕掛けるゆりしゃん、鬼過ぎる。そもそも、のり子先生のこころの花を枯らせた張本人はアンタでしょうに。なんて恐ろしい子…っ!。
  • デザトリアンとなってなお、ゆり姐さんに心を抉られまくるのり子先生。「もうやめて!先生のHPは0よ!」状態に畳みかけるかのように、園児が総出で「先生を返せ!」と特攻を仕掛けるの図。流石にこの展開は予想外。とりあえず、見てるだけの中学生プリキュア3、仕事しろ。
  • ゆり姐さんと彼女に操られた園児達の精神攻撃の前に、史上初の自壊エンドとなる寸前までいったぬいぐるみデザトリアンですが、クモさんがファイナルフュージョンでなんとか立てなおし、場所を移しての第二回戦開始。
  • 保育園での第一回戦が小川演出「静」の妙なら、埼玉の採石場もといどこかの森の中での第二回戦は小川演出「動」の妙。第一回戦での爆風でカーテンが開くシーンも凄かったけど、第二回戦でのバトルシーンはそれに輪をかけて凄い。ぬいぐるみデザトリアンver.2は、口から吐く衝撃波攻撃と、衝撃吸収体を活かした力任せの近接戦闘スタイルで赤・青・金の3プリキュアに対抗。双方ともにまあ、動く動く。流石は第34話の小川御大。
  • 五分五分だった戦況が一転したのは、やはりキュアムーンライト姐さんの参戦によって。合流早々、ぬいぐるみデザトリアンの弱点を見抜いて戦闘指揮を採る隊長殿。更に即前衛となって相手の体勢を崩しにかかり、キュアサンシャインのサンフラワー・イージスの防御の下、キュアブロッサムのブロッサム・シュートとキュアマリンのマリン・ダイブの波状攻撃で足止め演出と、詰将棋のような戦闘指揮、的確過ぎるやろー。CVが宮内洋氏でも違和感ないぞ(笑)。ビッグワーン!。ここも、ムーンライト姐さんのラッシュ良し、ブロッサム・シュートの爆煙良し、マリン・ダイブのケリの食い込み方良し。これはもう御馳走さまでした!と言うしか。
  • 最後はプリキュア・ハートキャッチ・オーケストラの鉄拳制裁で終了。クモさんは浄化寸前で脱出して福山雅治との同日退場は回避。良かった良かった。
  • 解放されたのり子先生、園児達に介抱されるの図。水晶球の中で園児達の叫びを聞いて一皮剥けたのり子先生、「幼い愛情表現しかできない」ひろ君の振る舞いを受け入れ、更に他の園児達も受け入れることに成功。いや、自分を取り戻したと言うべきですかね。園児達に本当に必要なのは、ゆり姐さんのような統率力以上に、母親のごとき包容力。と言うわけで、今回のこころの花は「ベニバナ」。花ことばは「包容力」。なるほど。
  • 一件落着から一転、再び場面は砂漠の使徒のアジト。そこにはサバーク博士と、第34話で深手を負い再生&パワーアップ中のダークプリキュア@CV高山みなみ女史。黒いワンピース姿とラストのアヒル口スマイルが素敵過ぎ。で、次回に続くの引き。
  • 今回は、例えるならば、第14話の泣かせ萌えと第34話のバトル燃えのハイブリッドと言うべき、小川演出大暴れの傑作エピソード。原画陣も飯島秀一氏や志田直俊氏はじめ有力どころが実力発揮、動画陣も頑張った。伊藤脚本と併せて、全体的に高水準でバランスが取れた作りでしたね。予想以上にいいモノを見せてもらいました。多謝!>スタッフ御一同様。
  • 来週は、命知らずのショタ登場。まあ、ももかさん@CV伊藤静御前命のゆりさんが「どう断るか」だけが見どころと言うか、個人的には、クモさんとコブラージャさん@CV 野島裕史氏の意味深なすれ違いシーンが心配で心配で…。
  • そういや、久川女史絡みの「優等生の恋バナ」シチュエーション・エピって昔どこかで…「亜美ちゃんの初恋」か!。

 ここで「【平沢唯誕生日合作MAD】Untan!!MIRACLE【けいおん!!総集編】」を紹介。

けいおん!」人気、未だ健在ですねえ。