そもそもエンカレッジスクールの実態ってどうなのよ?な件について


 「入試面接の時ですらナメた格好でやってくる、TPOを弁えない問題児なんて受け入れたくない」という芝尾元校長の気持ちは分かる。また、金髪ピアスで面接に来た奴は不合格にするぞ!なんて明文化すれば、キレて文句を言ってくる野郎やモンペアが絶対出てくるから、表向きの規則じゃなく現場の運用で対処したくなる事情もよく分かる。いくら偏差値40の「問題児向け矯正施設(注:でも隔離施設になっていないから周辺から大顰蹙)」エンカレッジスクールで、既に問題児山盛り状態だからと言って、面倒そうな奴はできるだけ受け入れたくないのが本音と言うのも、容易に想像できる。


 だが、そういった事情を丸ごと踏まえた上で言わせてもらえば、組織の上の人間が、自分で作ったor自分が守るべき立場にあるルールを自分で破っちゃいかんだろ。それも、都立高校職員という公務員なのに、点数の改竄という不正なやり方で。学校のTOPが不正を働いていたという事実は、現場の教師達の指導力を著しく減退させる。それこそ、素行不良野郎を21人入れるよりも、学校全体をヒャッハー!な無法に誘う近道だろ?。それじゃ意味無いじゃん。


 と言うわけで、神楽は芝尾氏の心情を理解しますが、彼の行動は否定します。芝尾氏は、いくら面倒であったとしても、非常識な連中をパージするにあたっては、「面接基準の明文化と提示」などの常識的な手段を用いるべきだったと思いますね。

服装乱れた受験生の入試結果改ざん、不合格に


 東京都教育委員会は25日、都立蒲田高校(大田区)で、頭髪を染めたりピアスを付けたりしている受験生の入学試験結果を改ざんし、不合格にしたとして、同日付で当時の校長で、現在の都西部学校経営支援センターの芝尾仁・学校経営支援担当課長(55)を懲戒免職処分にしたと発表した。
 発表によると、芝尾元校長は、同校在任中に実施した2007、08年度入試で、服装が乱れたりしている受験生のリストを作るよう副校長に指示。面接や小論文など1000点満点の試験で、該当する受験生の点数を120点減点するといった基準を作るなどし、2年間で計21人の受験生を不合格にした。154点も減点された受験生や、2回受験していずれも不合格だった受験生もいたという。
 同校は、複数担任制や授業時間の短縮などで、課題を抱えた生徒を支援する「エンカレッジスクール」として指定され、入試では学力試験は行われない。
 昨年3月、都教委に匿名の電話があり発覚した。芝尾元校長は都教委に対し、「意欲ある生徒を入れたかった」などと話しているという。
(3月25日 読売新聞)


 それはそれとして、都立蒲田高校がエンカレッジスクール体制になったのは2007年度の入学生以降らしいけど、在校生・卒業生の実態ってどうなんだろうね。今回の事件とは別に、他の同種3校やチャレンジスクールと併せてそこらへんの矯正施設の実態が気になるところかも。だってホラ、よく言うじゃないですか。「火の無いところに煙は立たない」「原因が無いところに事件は起きない」って。


 特に蒲田高校の場合、大凋落時代の校長が…ねえ。今もそのシンパと言うか残党がゴロゴロしてるんじゃないの?。匿名電話の主も含めて。



 ここで「【まどかマギカ魔法少女に花束を【KOKIA】」を紹介。

大事なものは目蓋の裏。