「愛のコリーダ」「戦場のメリークリスマス」の大島渚監督、死去 〜 「映画監督」というより「映画界の喧嘩屋」だったな。個人的には。


 「だが、それがいい」。それがいい人だった。「タモリボキャブラ天国」で自作品を茶化されて、本気で怒ってたのが強烈に記憶に残ってる。ご冥福をお祈りします。

戦場のメリークリスマス」の大島渚監督が死去


 「愛のコリーダ」「戦場のメリークリスマス」などで日本映画の世界的評価を高めた映画監督の大島渚(おおしま・なぎさ)さんが、15日午後3時25分、肺炎のため神奈川県藤沢市内の病院で亡くなった。
 80歳だった。告別式の日程は未定。喪主は妻で女優の小山(本名・大島)明子さん。
 長男の武さん(49)によると、大島さんは昨年12月に救急車で病院に運ばれ、入院していた。数日前から血圧が下がり、15日午後2時ごろから危篤状態となった。亡くなる直前まで意識ははっきりしており、「がんばって」という家族の呼び掛けにうなずいていた。
 京都府出身。1954年、京大卒業後、松竹大船撮影所に入社。59年に「愛と希望の街」で監督デビューした。続く「青春残酷物語」などで、篠田正浩監督らと共に「松竹ヌーベルバーグ」と呼ばれ、日本映画界に新風を送り込んだ。
(1月15日 読売新聞)