パない喪失感。
世界的なテレビゲーム機メーカー任天堂の元社長の山内溥(やまうち・ひろし)さんが19日、死去した。85歳だった。通夜は21日午後6時、葬儀は22日午後1時から京都市南区上鳥羽鉾立町11の1の任天堂で。喪主は長男克仁氏。
22歳で家業の花札、かるたの製造・販売業の3代目経営者に就き、半世紀以上も社長を務めた。1983年に発売した家庭用ゲーム機ファミリーコンピュータが大人気となり、今日の任天堂の礎を築くとともに、テレビゲームを世界的な産業に押し上げた。
90年にスーパーファミコン、96年にNINTENDO64、2001年にはゲームキューブと後継の新ゲーム機を発売。「スーパーマリオブラザーズ」などの傑作ソフトを生んだほか、ゲームに登場するポケットモンスターはアニメやキャラクター商品となって子供たちから絶大な支持を得た。
92年には米大リーグ、シアトル・マリナーズの筆頭株主になった。00年には自ら獲得に意欲を燃やしていたイチロー選手と契約し、話題を呼んだ。
(9月19日 朝日新聞)
古き良き80年代が遠くなってゆくんだぜ。