【復活の村上】フィギュアスケートNHK杯・男子シングルは村上大介が制する。無良崇人3位、 羽生結弦4位【ファイナルで復活を期す羽生】


 今大会で突如種割れを起こした村上が、2年前のNHK杯での借りを返して逆転優勝。なんと!これは!!の大波乱。ゆずるんはやはりきつかったか…だけど、無良の3位は村上の優勝以上にびっくり。今日のJ1、レッズvsサガンのドローもそうだけど、勝負事ってのは終わってみないとわからんもんだねえ。


 とりあえず、優勝者インタビュー冒頭で顔を手で覆って「恥ずかしい〜」をやらかした村上。かわいいじゃねえか、このやろう。そして、4位インタビューでコメントの前に四方の観客に礼を言い、自分の演技について厳しく語り、その上で中国杯での判断は無駄じゃなかったと断言するゆずるん。かっこいいいじゃねえか、このやろう。んで、案の定、感想を求められた瞬間に号泣する織田信成。あいかわらずじゃねえか、このやろう。ついでに、「羽生GPファイナル出場ならず」と誤報ぶっこいた東スポ。お前もあいかわらずじゃねえか、このやろう。



 これで、GPファイナルに出場するのは、ハビエル・フェルナンデス、マキシム・コフトゥン、セルゲイ・ボロノフ無良崇人町田樹、そして、ファイナル連覇と真の復活を期す羽生結弦。なんだかんだと燃えるねえ。こういう展開。

4回転不発…羽生 4位に終わるもファイナル連覇への夢つなぐ


 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯第2日は29日、大阪・なみはやドームで男女のフリーが行われ、男子ショートプログラム(SP)で5位と出遅れた羽生結弦(ゆづる、19=ANA)は、前半のジャンプのミスが響いて151・79点止まり。合計229・80点で、4位に終わったが、連覇がかかるGPファイナル(12月、スペイン・バルセロナ)進出は決めた。SP3位だった村上大介(23=陽進堂)は、前日に続き、フリーでも自己最高得点をマークし、合計246・07点でNHK杯初優勝を飾った。
 前日のSPでミスが続出したジャンプだが、この日も精度は今ひとつ。冒頭の4回転サルコウは2回転、続く4回転トーループも3回転になった上、転倒するなど厳しい出だしに、場内からはため息がもれた。
 後半ではコンビネーションジャンプを次々と成功させ、華麗なステップやスピンで魅了。体力面が懸念された中、4分半のプログラムを演じきったが、それでも納得した様子はなかった。スタンドのファンに「ありがとうございました」と頭を下げると、自らの足を叩いて首をかしげるなど、悔しさがあふれた。
 SPで自己新をマークしてトップに立った無良崇人(23=HIROTA)は合計234・44点で3位に落ちたが、初のファイナル切符を獲得した。
(11月29日 スポニチアネックス)