スタンガンを持ち歩くなど、ちょっぴりキケンな雰囲気を漂わす、九州男児なオジサマ、中村裕治64歳。
入寮の日に彼の渋さに触れて以来、それまで感じたことのない想いを募らせる18歳の青年。そんな青年の戸惑いに気づきながらも、寮の管理人という立場と孫ほども離れた年齢差から、冷たく彼を突き放す中村。管理人のそんな大人な振舞に逆に思慕の念を募らせ、想い叶わぬ現状に業を煮やした18歳は、ついに自分の全てを、食堂にいた管理人に曝け出す。
「ここ、あんたの食堂だよね」「だったらさ、料理してよ。そして食べてよ。俺を」
「俺たちを」
こういうシチュ妄想好きなガチ腐女子を管理人にしとけば、現実の男たちは警戒しまくって、肉体の接触もとい衝突なんて起こらなかったはず。「ホモが嫌いな女子なんていません！(AA略)」。たまらん。
大学の寮生にスタンガンを押し当ててけがをさせたとして、福岡県警は２５日、学生寮管理人の中村裕治容疑者（６４）＝福岡市東区松香台１丁目＝を傷害容疑で現行犯逮捕し、発表した。「寮生が上半身裸でうろうろしていたので、頭にきた」と容疑を認めているという。
東署によると、中村容疑者は２５日午前１０時５５分ごろ、九州産業大学（福岡市東区）学生寮の食堂で、食事していた男子学生（１８）に「なんで裸になっている。ちゃんとせんか」などと怒り、腰にスタンガンを当てて軽いやけどを負わせた疑いがある。スタンガンは「護身用に持っていた」と説明しているという。
中村容疑者は住み込みで寮に勤務。別の寮生によると、以前から寮生らにスタンガンを見せ、からかうことがあったという。寮生は「前にも上半身裸で卓球をしている人がいて、激怒していた。でもスタンガンを当てるようなことは決してしなかった」と戸惑った様子だった。（田中翔人）
(9月25日 朝日新聞）
