前回王者ブラジル敗退=仏、ポルトガルが進出−4強そろう〔W杯本記〕

 【フランクフルト1日時事】サッカーの第18回ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第21日は1日、当地などで準々決勝の残り2試合を行い、前回王者のブラジルがフランスに0−1で敗れ、連覇の夢を絶たれる波乱があった。ポルトガルイングランドを0−0からのPK戦で3−1と退けた。ベスト4はすべて欧州勢となり、4、5日(日本時間5、6日)に行われる準決勝はドイツ−イタリア、ポルトガル−フランスの対戦となった。
 フランスは優勝した前々回の1998年大会以来5度目、ポルトガルは3位となった66年大会以来40年ぶり2度目の4強入り。ブラジルはW杯での連勝が11で止まり、4大会ぶりに決勝進出も果たせなかった。
 98年大会決勝の再現となったブラジル−フランスは、フランスが後半12分に左からのクロスをアンリが決めて決勝点。ブラジルは最後まで本来の攻めが出ず、98年大会決勝で0−3で敗れて以来の完封負けを喫した。
 もう1試合は無得点のままPK戦にもつれ込み、ポルトガルが相手キックを3本止めたGKリカルドの活躍で勝ち残った。イングランドは後半にFWルーニーが退場となったのが響き、前回に続いて8強にとどまった。 
(2006年7月2日(日) 時事通信)


 イングランドは8年前のベッカムの轍をルーニーが踏み、ブラジルは8年前の決勝の悪夢に取り付かれたかのように平凡なプレーを繰り返して自滅(ジダンの出来は確かに良かったが)。申し上げたいのは、ただ一言「残念」。


 準決勝はドイツ-イタリア、ポルトガル-フランスですか。ここまで来たら、個人的にはイタリアに優勝して欲しいなあ。