周回遅れの困ったサンが来ました

 
 以前も、こちらのエントリー先のような「世紀の大発明!を主張→実はただの水電池」ベンチャーWBSの「トレたま」で取り上げられて「ズコー!」となった経験のある神楽ですが、今回は流石に「ズコー!」する先にあきれましたよ。


 だってさ、もう1ヶ月以上経つですよ?。ジェネパックスの「ウォーターエネルギーシステム(WES)」がWBSに取り上げられて、速攻で「祭り」になってから。なのに、今頃「WESって凄いよね!」とか言ってくるって、どんだけ〜。ちょっとセンス悪すぎるよ&少しは周辺情報仕入れる努力をしようよ。敢えてここで誰とは言わんけど。


 さらに腹が立ったのは、その時の彼の口上。仮にさ、WESの水素発生装置の構造や、それを組み込んだ燃料電池の発電原理が分からないにしてもさ、社長の経歴やバックにいる連中の顔ぶれ見れば、まずはWES技術の信憑性以上に、ジェネパックス周辺のイヤンな政治力の存在をこそ警戒してコトにかかるべきじゃないのか?。それがさ、「こういう人たちが関与(保証だったか?)しているんだから大丈夫!」…って、おいおい。


 反社系と並んで、こういう「お上の御墨付きパフォーマー」が一番○○○なベンチャーだって分かってない○○は、年齢関係なく半人前だと痛感した初夏の午後。「自分が理解できない技術は凄い技術=安直な思考停止」と「有名人や権力者が推しているんだから大丈夫=歪な権威主義」。この手の典型的な困ったサンって、ホント減らないね。いや、常に一定数存在するからこそ、「典型」になるのか。ホント困ったもんだ。


 ちなみに神楽は、WESが○○技術だとは言いませんよ。「EVを動かすには役者不足な性能の水素発生装置付き燃料電池」だとは言うけれど。あるいは、実際はバッテリー走行なのに、出力300-500W程度の燃料電池でもEVが走行可能と言わんばかりんの怪しいデモを披露するジェネパックス経営陣の姿勢にこそ、違和感を禁じえない!…とは言うけれど。