先進国で若者の死因上位に「自殺」が来るのは、当然と言えば当然


 だって医療体制が確立されているから病死者は減ってるし、公共交通/安全インフラや関連法体系も整備されているから事故での死者も減少する。戦争や内乱中ではないので、戦死者が計上されるわけもない。故に、相対的に自殺による死者が上位にくるのは自明の理。中国だって、既に若者の死因No1は自殺だしね。もしかしたら、犯罪による被害者が自殺者より上位に来る可能性もあるけど、そんな先進国は、自殺者問題云々以前に治安をなんとかしろですな。


 若年齢層における自殺について注視すべきは、自殺者数&自殺率の時系列的推移や他国との比較結果の方でしょう。例えば、先進国G7で若者の死因No1に自殺が来るのは日本だけ。他国は事故かガンがその上に来ますもんね。以下のリンク先の「自殺率の国際比較」統計「主要国の自殺率長期推移」統計でも分かりますが、日本そして韓国の自殺率が「他国と比較して」相対的に劣位/悪化している背景こそ、今回の記事とは別の視点から真に解決を模索すべき問題だと考えます。

韓国の若者、死因トップは「自殺」―中国紙


 2010年5月5日、韓国人の若者の死因トップは自殺であることが、韓国で行われた調査によって分かった。中国の国営新華社通信が伝えた。
 08年の統計によれば、韓国の15〜24歳の若者の死因で最も多かったのは「自殺」。次が「交通事故」で、「ガン」「溺死」が続いた。「自殺」の割合は10万人中13.5人。「交通事故」は9.2人、「ガン」は3.7人、「溺死」は1.3人だった。
 この年代の若者のうち、「1年以内に自殺を考えたことがある」と答えた割合は8.9%。激しい受験競争と就職難が2大原因とみられている。専門家はカウンセリング機関を増やすなどして若者の自殺予防に力を入れるべきだと指摘している。(翻訳・編集/NN)
(5月8日 Record China)