韓国・中央日報のコラム「広島・長崎への原爆投下は神の懲罰」に、日本政府抗議 〜 同紙論説委員の業務=「人間の行為の責任を神様に押し付ける、簡単なお仕事です」


 広島や長崎に原爆を落としたのは米軍。目的は日本を屈服させるための駄目押しと、ソ連への牽制。全ては人間の都合であって、そこに神の懲罰の御意思が働く余地なんて、一欠けらも無い。


 それでもなお、コラムの筆者が神の名を持ち出すのだとしたら、つまりこういうことですな。「神望めば、事なれり。神望まざれれば、事ならざれり」。


 どうやら、同紙のキム・ジンとかいう論説委員は、産まれてくる時代と場所を間違えたらしい。千年ほど前のエルサレムにいたら、周りも似たような狂信者か狂信者のふりした侵略者ばかりで、さぞかし居心地がよかったでしょうに。そうならなかったことは、貴方にとっても我々にとっても、まことに不幸なことです。


 しかし、こんなキワモノが、韓国では大物ジャーナリスト扱いなのか…。ミスター・スポックが間違って現在の同国に迷い込んだら、半日で発狂してしまいそうだな。

「原爆投下、神の懲罰」と韓国・中央日報 「日本軍国主義へのアジア人の復讐」


 【ソウル=加藤達也】韓国の中央日報が日本への原爆投下を「(神の)懲罰だ」とする記事を掲載し、在韓国日本大使館は22日、同紙に抗議した。
 問題の記事は20日付で、安倍晋三首相が東日本大震災の被災地視察で航空自衛隊松島基地を訪問した際、操縦席に座った空自機の番号が「731」だったことを取り上げ、細菌兵器を研究したとされる旧日本陸軍の部隊名称と同一だとして非難し、日本の反省が足りないと主張する内容だ。
 さらに、大規模空襲や原爆投下を神による「過酷な刑罰」としたうえで、第二次大戦末期のドイツ・ドレスデンへの空襲を「ユダヤ人の復讐(ふくしゅう)だ」、広島、長崎への原爆投下については「日本軍国主義へのアジア人の復讐だった」と主張。非戦闘員への無警告、無差別の大規模殺傷という事実も「国家を改造して歴史を変えた」と支持している。
 記事は、「日本に対する火雷(爆撃)が足りないと判断するのも、神の自由だ」と、日本への軍事攻撃を肯定する主張で締めくくられている。
 執筆した同紙のキム・ジン論説委員(53)は過去に「大韓言論賞」の受賞歴もあり、韓国では優れたジャーナリストの一人とされている。
(5月23日 産経新聞