安倍首相はGNIの意味を十分に理解していない 〜 その「理解していない概念」を、選挙の売り文句に使っているのは何故か。


 言うまでも無く、GNIは「日本企業や国内在住者の国内外総所得」であって、「日本国民の一般所得」のことではなく、ましてや「日本国民の年収や収入の合計」のことでもない。


 にもかかわらず、安倍首相が遊説先でGNIについて、解釈をまちまちにした説明をしているのは、演説疲れのせいだけではなく、「国民1名あたりGNI150万円UP」という単語だけを刷り込まれているからだろう。


 とすれば、「誰が何のために、そんな稚拙な刷り込みを急がせたのか」「安倍首相はどういう意図で、その刷り込みに乗っているのか」が問題となる。

 当たり前すぎ&狙いがミエミエすぎて、つまらん。7/21までにあと2回ほど調整すれば、選挙直前に日経平均16,000円には届くから、今、安倍首相に余計なことを言わすな。そんなことより、党執行部は参院選だけじゃなく、地方選担当者の緩んだ褌を締めなおせ。


  • 「国内投資よりも海外投資」「出生率向上よりも長期&優良移民受入の推進」という政府の本音が、つい行間や言葉の端から漏れた

 それだったら、ちょっと…だいぶ問題。目の前の有権者「以外の誰か」へのアピールだってこともありうるから。


  • 安倍首相「とりあえず国の所得は増えるんだろ?」


 実は、単にこれだけかもしんないw。関係ないけど、お腹は丈夫になられたようで何よりです。松田さんもとい安倍さん。



 実態はもう少し調べてみないと、わかんないけどさ。ともあれ、当面は「皆さんの所得」で表現を統一しておくことをお奨めするよ>安倍首相。

平均年収?総所得?首相「150万増」コロコロ


 安倍首相は8日、東京都葛飾区内の街頭演説で、「10年間でみなさんの年収は150万円増えます」などと訴えた。
 しかし、政府の成長戦略で「150万円以上」の増加を目指すのは1人当たりの国民総所得(GNI)。日本企業や国民が国内外で得た所得の総額を指し、「1人当たり」でも年収とは異なる。
 首相はこの日6か所で演説を行い、2か所で「年収」と述べたほか、「平均年収」「1年間の収入」「国民の平均の所得」「皆さんの所得」と説明が変わった。
(6月9日 読売新聞)