「私怨の暴走」と「反公明勢力への媚態」と「国政への進出の口実」の醜きハイブリッド。
実に素晴らしいお子様ぶりだ。
「味方にならない者は敵」「自分たちの主張にそぐわない政策は悪」と勝手認定し、問答無用に他勢力を攻撃してくるような青臭い単細胞は、こないだの都知事選で自滅した某左巻き勢力が最悪の部類だと思っていました。しかし、それを上回る(?)逸材が大阪に居ましたよ、と。
分かってはいたけど、この男は本当に「酷い」。公明党云々以前に、大阪市長選はどうするの。再選された後、自分はどうするの。相手を敵認定して潰せば、後はどうにでもなるって単純な世界じゃないだろ。政治は。
橋下は、そこまで「世間が認めてくれる僕ちゃん」像作りとアピールに拘るなら、政治家辞めて宗教家やネットビジネスの元締めになんなさい。大阪の政界と有権者を、これ以上、自分の自慰行為に巻き込むな。
市長を辞職して出直し選に出馬する日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が、公明党批判をエスカレートさせている。
橋下氏は8日に大阪市内で開いた会合であいさつし、公明党が議席を持つ大阪府内の衆院選4選挙区に、次期衆院選で「刺客」を送り込むこともあり得ると語った。自らや松井一郎府知事(維新の会幹事長)が立候補する可能性にも言及し、「そこまでやらないと体制なんか変わらない。僕は死ぬまで公明党の選挙区で立候補することをライフワークにする」とも述べた。
橋下氏が公明党を敵視するのは、「大阪都構想」の制度設計を話し合う先月の法定協議会で、大阪市を特別区に分割する区割り案を一つに絞り込む提案に公明党が反対したためだ。提案は法定協で認められず、橋下氏が目指していた2015年4月の都制移行は難しくなった。
出直し選で仮に橋下氏が再選されても、市議会と府議会で大阪維新の会が「少数与党」である状況は変わらず、大阪都構想の実現には公明党の協力が不可欠だ。維新の会内部には、橋下氏の公明党批判について、「話し合いに引きずり出すための戦略」といった見方がある一方、「批判ばかりでは何の展望も見えない」といった懸念も出ている。
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橋下徹大阪市長の8日の発言要旨は次の通り。
松井知事と僕は国会議員をやらないとずっと言ってきた。いざという時には、大阪府内の公明党が出ている(衆院の)4選挙区に僕と松井知事と大阪維新の会の中心メンバーで立候補することも考える。そこまでやらないと体制なんか変わらない。
「常勝関西」と言われてきた公明党の流れを何とか断ち切るために、ありとあらゆる手段を講じていく。僕は公明党の選挙区で誰からも相手にされなくても、死ぬまで立候補することをライフワークにしてやろうと(思う)。
(2月12日 読売新聞)
今回の醜態を更に笑える喜劇にしているのは、橋下徹からの挑戦状を、公明党は全く歯牙に掛けていない点。橋下への不信任案に反対してやった1年前ならともかく、今の在阪公明党は脱橋下の布陣を張り終わってる。橋下や維新に何をされたところで、痛くも痒くも無いよ。
つまらんねえ。ケンカの売り方が下手な連中の自滅劇は、見ていて、心底つまらんねえ。