ISISが逃亡しようとした外国人戦闘員を処刑した件について



 政治集団としてのISISの思想はともかく、一戦闘集団として逃亡兵を処刑するのは当然の行為だな。まして、対象が身内じゃない「便衣兵」候補や「使い捨て」要員とあっては、なおのこと。言っちゃ悪いが、自分探しや反欧米かぶれでほいほい戦地に赴いて、自分の思っている戦場と違ったからって逃げ出そうとした甘ちゃんの末路としては、至極想定内。


 今回の英FT紙の報道も、欧米サイドの情報戦の一環かも知れないから、記事の内容を素直に信じるわけにはいかないけどさ、それはそれとして、これを目にしたISIS信奉者が一人でも多くビビッて、渡航を取りやめてくれればいいなと思う。


 もっとも、そういう物わかりのいい連中じゃないから、ISISにシンパシィを抱くんだろうけどね。だから無理には止めないよ。脳内正義を拗らせた挙句、自国でテロを起こされるよりは、多少はマシだろうから。

逃亡の外国人戦闘員、100人処刑か=「イスラム国」で士気低下−英紙


 【ロンドン時事】英紙フィナンシャル・タイムズは20日、シリア北部ラッカで過激組織「イスラム国」が外国人戦闘員100人程度を処刑したと伝えた。逃亡を試みたためという。イスラム国、シリア政府の双方と敵対する活動家が確認した話として伝えた。
 ラッカはイスラム国が「首都」を置く都市で、外国人戦闘員が集まっている。処刑時期などの詳細は不明。
 同紙によると、米軍などが8月から始めた空爆イスラム国の勢力は弱まっている。冒険心からイスラム国に参加した外国人戦闘員の間では疲労や不満がたまり、厳しい規律への反感もあって士気が低下しているという。
 同紙は「(イスラム国では)士気の衰えや脱走、派閥争いが始まっており、軍事的な勢いが弱まる中でその結束が試されている」と指摘している。
(12月21日 時事通信

 ここで「【艦これ】 艦ほり! 第8海「提督奪還す!」最終海 【手描き】」を紹介。

最終海。おもしろかったです>作者氏。