2016年10月の六本木にはノルマに忠実な悪魔がいて、今日の渋谷には悪戯好きな天使がいた 〜 渋谷駅再開発の工事現場で足場の鉄骨が落下。死傷者はゼロ

六本木で足場の鉄パイプが落下、男性を串刺しにした件について(20176/10/14)


 事故現場の望遠写真をチラと見た感じだと、枠組足場のパイプが落ちたのな。ざっと直径5cmの鉄パイプだ。頭に刺さればまず助からん。
 落下防止板も設置していたようだけど、どこかの隙間を抜けてパイプが落ちたところに、たまたま被害者が居た構図なのかな。被害者は、ついてなかったとしか言えない。


 この時は、枠組足場の解体中に落下した直径5cmの鉄パイプが、落下防止板をすり抜け、たまたま通りがかった男性の頭を串刺しにした。今回の渋谷の現場では、大型足場の解体中に落下した鉄骨が、たまたまそこにあったフェンスに倒れ掛かって止まり、怪我人一人出なかった。


 六本木では、小さな不運の連鎖が大きな不幸を生んだ。顧みて今日の渋谷。普段のあの現場で普通に鉄骨が落下していれば、死傷者ゼロという結果はあり得ない。


 1年前の六本木と今日の渋谷。二つの工事現場の足場で起きた、人のミスとそれによってもたらされた結果の、対照的な不均衡。


「偶然によって成った現実は、経験に裏打ちされた予想を軽々と飛び越える」


 不思議だね。

渋谷駅再開発 工事現場で鉄骨倒れる けが人なし


 18日夕方、東京・渋谷駅の再開発事業の工事現場で鉄骨が倒れ、歩道との間を区切るフェンスの上に寄りかかる形で止まりました。現場は駅の東口で、人通りが非常に多いところですが、警視庁によりますと、これまでにけが人の情報はないということです。
 警視庁によりますと、18日午後4時45分ごろ、東京・渋谷駅の再開発事業の工事現場で、鉄骨が倒れました。さらに倒れた鉄骨の付近から、縦2メートル、横1メートルほどの鉄板が歩道に落ちました。
 鉄骨は工事現場と歩道を区切るフェンスの上に倒れかかる形で止まり、一部が歩道の上に突き出ているほか、フェンスは鉄骨の重みで歩道側に大きく曲がっています。
 現場は渋谷駅東口のバスターミナルの近くで、ふだんから人通りが非常に多いところですが、警視庁によりますと、これまでにけが人の情報はないということです。
 目撃者によりますと、事故当時、歩道を歩いていたのは3人程度だったということです。
 現場の近くにいたバス会社の誘導員の男性は「ドカンという大きな音がして鉄骨が倒れているのを見た。事故の直前、金属を切断するような音が聞こえていました」と話していました。
 現場では、足場の解体作業中だったということで、警視庁は当時の状況や鉄骨が倒れた原因などを詳しく調べています。


複数の高層ビルが建設予定
 国内有数のターミナル駅の渋谷駅周辺では、大規模な再開発が進められています。
 東急電鉄のホームページによりますと、渋谷駅周辺では7つの再開発事業が進められることになっていて、2027年までに200メートルを超えるビルなど、複数の高層ビルが新たに建設される予定です。
 再開発と同時に駅前や地下の広場、出入り口の改良工事も進められています。
(6月18日 NHK)

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