偵察衛星と海底ソナー網で、北朝鮮の潜水艦の動向を全チェックするのは簡単だけど、そのうちどれが「核弾頭のSLBMを搭載した潜水艦か」を特定するのは、地味に難度S。
仮に対北朝鮮開戦時、標的を絞り切れず、撃沈し漏らした中に核弾頭SLBMの搭載艦があったら、その時点で日本はアウト。故に、今回の北朝鮮の挑発に対して、日米は「本命はこいつだろ？」の正解のピンを1本打って余裕を見せておきたいところだが、さてどうなるか。
「本命艦へのピンついでに、連中を投降させて懐の核弾頭をポロリさせちゃってもいいのよ？」
むしろ、そうあれかし。それにしても、
北朝鮮に改新浦級SLBM搭載潜水艦を自国開発する能力はあるか(2016/10/1)
このエントリーを書いて僅か10カ月で、事態はここまで来てしまった。更に10カ月後、日本の地方都市の1つ2つが北朝鮮の核攻撃で更地にされる事態が起こらないとは、もはや誰にも言えない。
【ソウル＝宮崎健雄】１日付の韓国紙「朝鮮日報」は、政府消息筋の話として、北朝鮮の主力潜水艦である「ロメオ級」を含む潜水艦７〜８隻がここ１週間、日本海側の基地から一度に姿を消し、韓国海軍が哨戒活動を強化したと報じた。
潜水艦発射弾道ミサイル（ＳＬＢＭ）を搭載した「新浦（シンポ）級」は比較的長期間、航海した後、帰港した。７〜８隻のうち一部は戻ったが、数隻は日本海で活動中という。
米ＣＮＮテレビも７月３１日、国防総省当局者の話として、北朝鮮の潜水艦が「非常にまれで、前例のない水準」で活動していると報じた。７月３０日には、北朝鮮東部の咸鏡南道（ハムギョンナムド）・新浦にある造船所（潜水艦基地）で、ＳＬＢＭ発射の際に用いる「コールド・ローンチ」によるミサイルの地上射出実験を行ったという。
(8月1日 読売新聞)
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