15日に幹事長・国対委員長会談を行い、正式に合意する。だが、基本政策の違いから双方に異論が残っており、調整が難航する可能性がある。
衆院の勢力では、希望が51人、民進系の「無所属の会」が14人。仮にそのまま合わせた形で統一会派が実現すれば、54人の立憲民主党を上回り、野党第1会派になる計算だ。
当然、立憲民主党もそのあたりの事情と勘定は承知していて、枝野幸男代表曰く、
さあ、闇鍋のゲームの始まりだぜ。「ルールは単純!」「これから1週間でセンセイたちの引き抜き合いを行い、1/22の通常国会召集前に一人でも衆院所属議員が多い会派が勝ち!」「いいね!」。勝ち残るのは、立憲民主党か。それとも民進党と希望の党連合か。
あれ?遊戯王…あれ?
希望の党の古川元久、民進党の増子輝彦両幹事長は14日、東京都内で会談し、22日召集の通常国会に向け、衆参両院で統一会派を結成することで大筋合意した。15日に幹事長・国対委員長会談を行い、正式に合意する。だが、基本政策の違いから双方に異論が残っており、調整が難航する可能性がある。
会談後、古川氏は「安倍1強政治に対峙(たいじ)する固まりをつくるための第1ステップが統一会派だ」と結成の意義を強調。増子氏も「お互いに譲歩し、国民生活や国会対応のために大きな固まりをつくりたい」と語った。
政策協議の焦点だった安全保障関連法については民進が「違憲部分の削除」を求めているのに対し、希望は「見直し議論を行う」にとどめている。憲法9条の改正についても、希望は議論に前向きなのに対し、民進は消極的。民進幹部は正式合意に関し「細かいところまで詰める必要はない」と話しており、主張の隔たりを残したままの「玉虫色」決着になる可能性が高い。
衆院の勢力では、希望が51人、民進系の「無所属の会」が14人。仮にそのまま合わせた形で統一会派が実現すれば、54人の立憲民主党を上回り、野党第1会派になる計算だ。
一方、自民党の森山裕国対委員長は14日、鹿児島県曽於市で記者団に「衆院の民進をほとんど解党して、希望を結成して選挙を戦ったのだから、説明責任をどう果たすのか」と述べ、統一会派結成の動きをけん制した。【真野敏幸、村尾哲】。
(1月14日 毎日新聞)
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