ガスプロムがサハリン2主導権獲得=シェル、三井、三菱の出資率低下

 【モスクワ21日時事】英・オランダ系メジャー(国際石油資本)のロイヤル・ダッチ・シェルは21日、ロシア・サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の権益譲渡問題で、ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムがシェルと三井物産三菱商事の3社から50%プラス1株を74億5000万ドルで買収すると発表した。
 これにより、出資比率は三井物産が12.5%、三菱商事が10%にそれぞれ低下することになる。シェルの出資比率は27.5%。 
(12月22日 時事通信


 予想されていた事態とは言え、ここまで露骨にやられると却って清清しい>ロシアの美味しい所取り。