プーチン曰く「ウクライナ軍は親露武装勢力に降伏しろ」な件について


 結局、停戦って何時間もったんだっけ?。つか、砲火が止んだ瞬間ってあったっけ?。

【何日もつか】4ヶ国首脳会談終了。ウクライナ停戦は2/15から【何時間もつか】(2015/2/12)


 え?こんだけ苦労したのに、今度の停戦も恒久なものになりえないのか? 無理。ウクライナ政府軍と親露武装勢力が、次の正式合意がなされるまで占領合戦やりあうのがオチ。砲火と流血はこれまでと同じく、砂時計の砂のごとくに、一瞬たりとも止まることはない。


 2月12日の段階で、停戦が成るなんて信じていた人間は、ぶっちゃけ誰もいなかった。メルケルやオランドにしたって、時間稼ぎができれば重畳って感じじゃなかったのかな。


 ただ、それにしたって、プーチン「ウクライナ政府は兵士が降伏するのを邪魔すんな」は、露骨すぎるというか、えげつないというか、喧嘩売る気満々やね。いくら、「2年前のウクライナ政変を機に、歴史的悪役と経済的敗者のどちらかを選べと欧米から強制された」ロシア側にだって、相応の言い分があるとはいえ。


 欧米側のメディア操作戦略が優位な現状で、皇帝陛下に勝算はあるのだろうか?。あればあったでおっかないし、なければないで危うさこの上なし。ともあれ、どっちに転んでもウクライナで砲声が止むことはしばらく無い。ギリシャの件が片付くまでEU諸国はスマートな対応できないだろうし、それまではロシア&親露勢力のやりたい放題か。困ったもんだ。



 ほんと、皇帝陛下ってば、ヤりたい放題なんだもんなあ…(意味深)


(2/18 PM11:00追記)
 ウクライナ軍、デバリツェボからの撤退開始。もちろん、これは停戦合意の履行ではない。占領合戦の第1ラウンドの終了、プーチンの優勢勝ちだ。ドネツクとルガンスクは「ロシア」の手に陥ちた。

露大統領:ウクライナ兵の降伏促す 停戦違反容認


 【ウィーン坂口裕彦、ブリュッセル斎藤義彦、ワシントン和田浩明】ウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力が戦闘をお再開した東部ドネツク州の要衝デバリツェボの状況について、ロシアのプーチン大統領は17日「ウクライナ政府は兵士が武器を置くのを妨害してはならない」と事実上の降伏を促す立場を明らかにした。一方で停戦監視義務を負う全欧安保協力機構(OSCE)は、双方に対し即時の戦闘停止を要求している。武力衝突が再発した中で、ロシアが親露派の停戦合意違反を容認する姿勢を示したことにより、今後、合意が加速的に崩壊する恐れも出ている。
 プーチン大統領は訪問先のハンガリーで発言し、オバマ米政権がウクライナへ殺傷能力のある武器供与を検討している問題について「我々の情報では(兵器は)既に届いている」と断定。そのうえでデバリツェボの戦闘について「(ウクライナ政府軍が米国製の兵器を使用していた場合でも)結果は今日と同じだ。(戦闘再開は)予想できたことで、避けられなかった」と述べた。
 一方でプーチン大統領は「武力による解決はない。全体として戦闘は大きく減っている」とも言明。表面的には停戦合意順守を呼びかけながら、親露派武装勢力に包囲されているデバリツェボの約5000人の政府軍兵士に向けて、降伏を受け入れるよう圧力をかけた。また、親露派には政府軍が武装解除に応じれば、即時に解放するよう呼びかけている。
 12日にウクライナ政府、親露派武装勢力、OSCEが結んだ停戦合意では、親露派武装勢力は昨年9月の停戦合意が結ばれた際の勢力範囲の前線から重火器を撤去するとされているが、当時、デバリツェボは政府軍支配下にあった。しかし親露派武装勢力は停戦合意がデバリツェボに言及していない点を取り上げて、同地への攻撃が「停戦合意に違反しない」と主張し、武力占拠に踏み出した模様だ。プーチン大統領の発言はこうした親露派の動きを容認した格好だ。
 また大統領が欧州連合(EU)加盟国を訪問するのは、昨年10月のイタリア・ミラノ以来となった。オルバン・ハンガリー首相はロシアとガス供給の合意を結ぶなど、親露路線を鮮明にしている。そのため訪問自体がEU加盟国間にくさびを打ち込む形で実施されたといえる。
(2月18日 毎日新聞

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すぱしーば。