1カ月前からの大勢に変化無く、英国の労働党党首選は、「ガチガチ極左思想の暴れん坊」ジェレミー・コービンが勝利。
党内じゃつまはじきの少数派に属しながら、その極端さと単純な大衆媚ぶりが奏功して、労働党の中でも極端な左巻き連中と、5月の総選挙の大敗のトラウマで、「保守党に勝つためには連中と真逆に寄らなきゃ中間層を取り込めない!」と思い込んだチャラい連中の支持を急速に吸い寄せ集めた、ジェレミーおじちゃん。あれよあれよと、他の常識的悪く言えば目立たない候補を追い抜いて、まさかまさかの圧勝かぁ。
日本も小泉純一郎@自民党や直近の民主党政権みたいな前例があるから、他人の事は言えないけど、極端だよなあ、英国労働党。いや、英国民。真逆に振れている米国大統領選と併せて、数年後、サミット会場でこういう感じのジイ様バトルが起こる可能性があるってのか?
米大統領 ドナルド・トランプ「この、支持者にカネ刷ってばら撒くだけしか能の無い、田舎の組合あがりがぁ!」
英首相 ジェレミー・コービン「おっぱい女にカネばら撒くしか能の無い、右曲がりのダンディーな不動産屋に言われたくないわ!」
んで、見かねた先輩たちが
日本首相 安倍晋三「まあまあ、二人ともそのへんで」
仏大統領 フランソワ・オランド「日頃の主義主張は脇において、まずは落ち着いて」
ドナルド&ジェレミー「うっさいわ!右にも左にもより切れない半端者が、偉そうに俺たちに意見するな!」
露大統領ウラジーミル・プーチン 「その通り」
G7首脳「なんでお前がそこにいる…」
こういう展開、ちょっとだけど、見てみたい。関係ないけど、「ドナルドとジェレミー」って「トムとジェリー」に字面が似てるかも。これも何かのご縁だ。左だって生き物さ。右だって生き物さ。ドナルドとジェレミー、「仲良く喧嘩しな」。
【ロンドン矢野純一】5月の英総選挙で大敗した労働党の党首選挙が12日に行われ、核廃絶や福祉充実を訴える左派のジェレミー・コービン氏(66)が当選した。コービン氏の極端な左寄りの姿勢には党内で批判も多く、党の弱体化を危惧する声が上がっている。
コービン氏のほか3氏が出馬。投票は郵送とインターネットで行われた。
コービン氏は、最大の支持母体である労働組合の出身で、1983年に下院議員当選。反緊縮財政や富裕層への課税強化を党首選の公約に掲げた。電力などエネルギー関連会社や鉄道の国有化も提唱している。
ネクタイを締めないラフなシャツ姿がトレードマークで、労働者の味方をアピール。中道寄りの政策をとったことが総選挙の敗因だと考える若者を中心に支持を広げた。
一方、北大西洋条約機構(NATO)からの離脱を示唆するなど極端な左寄りの姿勢に、同党実力者からは「コービン氏が党首になれば、党内の意見が割れて弱体化する」という声が上がっている。コービン氏は党内で要職に就いた経験もなく、指導力も不安視されている。
(9月12日 毎日新聞)