「HondaJetのブランド力」「双日の販売力」「ANAの整備・空港地上支援力」の融合は日本のビジネスジェット事業のモデルケース 〜 ANAと双日が共同出資で「ANAビジネスジェット」を設立へ


 日本の航空業界は、慢性的に人材&事業リソース不足の状態にある。そんな早期解決を望みえない構造的問題を抱えつつ、同業界がサービス領域を拡大する一つの解として、今回の「ANAビジネスジェット」構想は注目に値する。


 特に整備力に関しては、沖縄に航空機整備子会社のMRO Japanを有しているANAが、中大型機の整備を更に沖縄に集めることができれば、浮いた整備リソースをANAビジネスジェットに回せるし、MRO Japanの稼働率も高められるしで一石二鳥。そんなこんなで、機体整備だけでもキッチリやってのけて、


「塩サービスに定評がある航空ヤクザのANAとて、こういう芸当はできる!」


 ところをビジネスジェットのセレブ客に見せることができれば、少しは世間からの見方も変わるかもよ。

ビジネスジェットを手配=今夏開始、ホンダ機主体―ANA


 ANAホールディングス(HD)は28日、今夏にビジネスジェット機を手配する事業に参入すると発表した。傘下の全日本空輸などの定期便で欧州や北米へ向かうビジネス客らが、目的地付近までスムーズに乗り継げるようにする。機材は、ホンダの米国子会社が製造・販売する「ホンダジェット」を主に利用する。
 ビジネスジェット機の販売や運航に実績のある双日と共同出資会社「ANAビジネスジェット」を設立する。日本とアジアの近隣国を直接結ぶチャーター便の提供なども行う予定で、5年後をめどに年間売上高10億円を目指す。
(3月28日 時事通信)

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